DESIGN デザイン
河畔の明媚と共鳴する、ファサードが印象的な「風景の邸」
眼前に広がる豊かな緑と、陽光にきらめく水面。この美景に調和する集合邸宅の創出へ。外観デザインには、清流の武庫川に木橋が架かり、木造の日本家屋や温泉旅館の屋根が六甲の山並みを背景に幾つも重なって、川の水平線と馴染んでいる⸺。そんな宝塚の懐かしい原風景が建築設計に活かされています。
緑、水、音、光が織り成す、落ち着いたアプローチ
ライトアップされた季節を彩る植栽、和の風情を滲ませる木調の縦格子、心地よく歩ませてくれる花崗岩敷のアプローチなど、私邸に辿り着いた安堵感が高まる、奥行きが活かされた佇まいです。
「風景の邸」の具現化へ、 注ぎ込まれたエッセンス
バルコニーやコーナー部分は、積層する日本建築の庇の陰影をコンセプトに、光と影を幾重にも重ねる設計とするなど、水平ラインの美しいファサードが形成されています。四季の風景を身に纏い、アースカラーに微かな暖かみを帯びた表情は、周辺と馴染みながらも、凛とした雰囲気を漂わせています。
自然の光を巧みに活かし、 表情を演出する
武庫川に面した住棟のバルコニー手摺には透明度の高いカラーガラスが採用されています。一後川沿いのバルコニーには、横格子手摺が使用され、光と影を幾重にも重ねるデザインに。端正な外観に雲の流れや木々のゆらぎなどが映し込み、表情豊かなファサードが演出されています。
日本人の美意識に触れる素材を随所に
アプローチから、風除室、エントランスホールまでの足元のしつらえには、黒味を帯びた花崗岩が敷き詰められています。エントランスの基壇部は、土の風合いを活かした重厚感のあるタイル貼り。大地との共生を象徴する「土」、自然の力強さを表す「石」、ぬくもりや日本の伝統文化を感じさせる「木」。日本人が昔から持つ普遍の美意識をイメージした素材が随所に採用されています。
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